11月27日 AOsuki勉強会第四回が開催されました。
AOsukiのビジョンである「2012年度の年6回に渡り市町村長さんを及びし青森県の勉強会を開催する」
今回は八戸市、小林市長から八戸の現状をお伺いし、それに対してAOsuki及びAOsukiメンバーが支援、提供出来る事はないだろうか!と活発な議論、質疑応答がありました。
冒頭にAOsuki山口事務局長からの挨拶
会長からAOsukiを立ち上げた経緯、今までの活動と今後目指す事についての話があり、AOsukiの活動を通じて、青森の現状を聞いている中で大きく4つの課題がある点の指摘
1、企業誘致
2、県産品の販売促進
3、観光振興
4、雇用拡大
を挙げて頂きました。
主に上記の項目について、八戸市長はじめ八戸市の担当部署の方々からのご説明、質疑応答を交えて活発な議論が展開されました。
■八戸市の現状について
2012年は八戸が非常に注目された年でした。
光星高校が3年連続準優勝、女子レスリングで2つの金メダル、
せんべい汁のB-1グランプリ金賞など良いニュースがたくさんあった。
■八戸市の概要
八戸は青森県第2の都市で人口は約24万人程。
製造品出荷額が特出して大きく北東北最大(5,036億円)です。
■震災・津波の影響について
八戸には6.2mの津波。岩手でたくさんの方が亡くなった場所とさほど変わらない高さの津波だった。八戸市の震災被害総額 1,212億円。家屋被害も。死者は1名。八戸の震災被害が少ないのは戦後、人工岸壁を構築して、防波堤と河川の堤防、過去の津波経験を活かした為、被害が少なかった。三菱製紙などは沿岸の設備が壊滅的な被害を受けたが、迅速に復旧された。市川地区のいちご農地なども被害があった。
■各市制プロジェクトについて
市長就任から22件企業誘致をおこなってきて、1090人の新規雇用が増えた。貿易は震災の影響により一時的に減少したが、持ち直して今後は増加が期待されている。LNG輸入基地計画も推進。外航船は八戸の中心商店街の長さと同じくらい巨大。地球深部探索船でエネルギー資源の研究・調査なども行われている。ハサップ対応型魚市場(フィッシュポンプを使う事で衛生的)が水産庁のモデル事業として国からの予算で作ることができた。魚を売る側が値段を決めれるようになりたい。
八戸の文化的スポット
フィールドミュージアム八戸というテーマで施策を進めている。海岸も含めた三陸復興国立公園が進んでいる。また、7年以内に「三陸リアスハイウェイ」という
八戸-仙台間を結んだ無料の高速道路を建設する計画があがっている。八戸の市街地に建設したポータルミュージアム「はっち」は、来場者数888,888人を超え文化的施設として市民に利用されている。ちなみに震災の時は、ここが避難所にもなった。
また色々な市街地を活性化するプロジェクトがあり、その中でも88人の市民の写真とストーリーを本にした「八戸レビュウ」はグッドデザイン賞を頂いた。
ジャズで有名な南郷ではアートプロジェクトが進められており国宝の合掌土偶がある是川には縄文館を作りました。
■ドクターヘリ・ドクターカーについて
ドクターヘリは現在、八戸市民病院で2機体制で運用。救急看護を充実させ多くの患者を救ってきた。また、医師と患者を直結させるドクターカーの活躍もあり地域医療の発展を促してきました。
■路線バスについて
市営バスの17億円程の年間予算で半分ほどを税金で賄っている。上限運賃化の実証実験を行っておりキャンペーンなどもしていて実際に利用者数が1割ほど増えた。
■ふるさと寄付金について
ふるさと寄付金によって税金が控除されます。寄付金から-2000円分まで。また使う項目を指定して寄付することもできるので八戸にふるさと寄付金をぜひ宜しくお願いします。
AOsukiとはどんな会?
AOsuki(あおすき)とは、 首都圏で活動する青森県出身経営者で構成する非営利団体です。 経営的視点で青森県の経済的基盤の創出と拡大を図り、豊かで輝いて 生きられる社会をめざします。 そのためにAOsukiは、自ら施策を実行するとともに、各産業従事者・経営者、 自治体、教育機関等と連携します。 その結果、貢献・支援の具体的活動が営利を伴う場合は、AOsukiメンバー それぞれが責任と誠意をもって経済活動を行ないます。